加齢臭の原因は「ノネナール」が体から出ているからです。ノネナールとは皮脂腺から出る脂肪酸が酸化または発酵し臭くなったものです。加齢臭の対策としては、このノネラールの発生を抑えることになります。
加齢臭は食生活によっても大きく影響されます。たとえば、肉類を多く食べるかたは、脂肪分が皮脂に多く含まれるようになり、分解されるノネナールも多くなります。分解されるノネナールが多くなると、その分、加齢臭が強くなるということになります。
食生活のほかには、ストレスも大きな原因となります。ストレスは、さまざまな病気の原因にもなるやっかいなものですが、加齢臭に関しても大きな影響を与えています。人間がストレスを感じると白血球内部の顆粒球が増加するのですが、この顆粒球が死んでしまうときに、活性酸素を放出します。そして、活性酸素が増加すれば過酸化脂質も増加します。過酸化脂質はノネナールの原因になる物質ですから、増加すればそれだけ加齢臭も強くなるということになります。
これらのことを考えますと、年はとっていなくともストレスの多い生活をして、肉類ばかりを食べていると、若くても加齢臭が強くなってしまうということがご理解いただけたと思います。デオドラントスプレーや香水などでケアすることも大切ではありますが、食生活やストレスなど、身体の内側からのケアも非常に重要です。内側をしっかりとケアすることで、外側のケアがラクになってくるでしょう。
誰もがやがて経験する加齢臭なのですから、決して自分ひとりだけではないという思いを持ちつつ、必要最低限のケアをしていれば良いのではないかと思います。確かに、最近の日本人は臭いに関して寛容ではなくなってきているようです。若いかたは、年配のかたの加齢臭を批判する前に、やがて自分自身も加齢臭を発するようになるということを考えていただきたいと思います。しかしまぁ、世の中が臭いに対して厳しくある以上、加齢臭のケアを全くしないでいるのも肩身が狭くなる一方でしょう。ご自身で出来る加齢臭対策くらいはしておきたいものです。